競合が増えたのが原因だと思います。
じゃあ、どう改善する?
競合が増えたなら、仕方ないのかなと思ってました。
でも、原因を説明できたら改善は終わりかな?
「じゃあ、目標に近づくために何を改善する?」まで考えてみよう。
「問題」と「課題」を分けて考えると、次のアクションが見えやすくなるよ。
① 広告初心者が陥るワナ|原因を説明して終わっていない?
たとえば、
現状CPA:20,000円
だったとします。
この結果を見て、
「最近は市場環境が悪いから仕方ない」
「季節性の影響だから改善は難しい」
と考えることがあります。
もちろん、その可能性はあります。
実際に競合環境や季節性など、外部要因によって成果が変動することもあります。
でも、
「外部要因だから仕方ない」で終わると、次のアクションがありません。
広告運用で必要なのは、
↓
なぜ?
↓
競合?
季節性?
CTR?
CVR?
CPC?
↓
それでも、自分たちで改善できるところはない?
原因を考えることは大切です。
ただし、広告改善では、 原因を説明することがゴールではなく、そこから改善につなげること が重要です。
その次に「じゃあ、自分たちで何を変えられる?」まで考えてみよう!
② 本当にそう?|「問題」と「課題」は違う
広告改善を考えるとき、 「問題」 と 「課題」 を分けて考えると、状況を整理しやすくなります。
私の場合は、次のように考えます。
問題|目標と現状の間にあるギャップ
まず問題とは、
目標と現状の間にあるギャップ
です。
課題|そのギャップを埋めるために取り組むべきこと
問題が分かったら、そのギャップを埋めるために、 何に取り組むべきなのか を考えます。
これが課題です。
アクション|課題を解決するために実際に行うこと
さらに、課題を解決するために、 具体的に何を変更・検証するのか まで決めます。
これがアクションです。
たとえば、
現状CVR:0.5%
だったとします。
この場合、
ここで大切なのは、 「CVRを改善する」だけでは、まだ少し抽象的だということ です。
なぜCVRが低いのかという原因仮説をもとに、 具体的に何に取り組むのか まで考えると、課題が明確になります。
「何がズレている?」→「何に取り組む?」の順番で考えてみよう!
③ なぜそうなる?|目標と現状を比べないと「良い・悪い」は判断できない
広告の数字を見たとき、
「CVR0.5%は悪い」
「CTR1%は低い」
と、数字だけを見て判断してしまうことがあります。
でも、その数字が本当に悪いのかは、 何と比較するか によって変わります。
たとえば、
→ 目標より良い
→ 目標から大きく乖離
同じCPA20,000円でも、評価はまったく違います。
数字単体では「良い・悪い」は決められません。
まず、
↓
現状
↓
ギャップ
=
問題
という順番で考えます。
「問題」を見つけるには、まず比較する基準が必要です。
目標があるからこそ、初めて問題が見えてくるよ!
④ 具体例|CVR0.5%をどう見る?
たとえば、
目標CVR:2.0%
現状CPA:20,000円
現状CVR:0.5%
だったとします。
このとき、 「CPAが高い」 だけで終わらせるのではなく、数字を分解します。
すると、
目標CVR2.0%に対して、現状CVR0.5%
という大きなギャップが見えてきます。
ここでの問題は、
です。
では、次に考えるのは、
「なぜCVRが0.5%なのか?」
です。
たとえば、
LPでベネフィットが伝わっていない?
フォームの入力項目が多すぎる?
CTAが分かりづらい?
流入ユーザーの検討度が低い?
商品やオファーに魅力がない?
といった仮説が考えられます。
そして、 「広告とLPの訴求がズレている可能性が高そう」 と判断したのであれば、
課題は、
広告とLPの一貫性を高めること
になります。
さらに、その課題を解決するためのアクションとして、
LPのファーストビューの訴求を揃える
↓
CVRを比較する
というテストが考えられます。
こうすると、
↓
問題
↓
原因仮説
↓
課題
↓
アクション
までつながります。
数字を見ることと、改善につなげることは別です。
原因仮説から課題を決めると、施策がずっと具体的になるよ!
⑤ 私ならどう判断する?|問題 → 課題 → アクションの順番で考える
STEP1|まず目標と実績を比べる
たとえば、
現状CVR:0.5%
であれば、 「目標との差が大きい」 と確認します。
STEP2|何が問題なのかを明確にする
この場合、
CVRが目標を下回っていること が問題です。
ここで、 「CPAが悪い」だけで終わらせない ことが重要です。
CPAを構成している数字まで分解して、 どこに目標とのギャップがあるのか を確認します。
STEP3|「なぜ?」を考える
次に、 なぜCVRが低いのか? を考えます。
ここでは、まだ答えを決めつけません。
訴求?
ターゲット?
フォーム?
商品?
オファー?
と、複数の原因仮説を出します。
STEP4|改善すべき課題を決める
仮説の中から、
実績やデータから可能性が高そう?
自分たちで改善できる?
という視点で、取り組む課題を決めます。
たとえば、
広告とLPの訴求のズレを改善する
を課題とします。
STEP5|アクションに落とす
最後に、 「LPを改善する」 だけで終わらせず、
具体的に何を変更するのか まで決めます。
↓
LPのファーストビューも訴求Aに変更
↓
CVRを比較
というテストを行います。
STEP6|結果を検証する
アクションを実行したら、
CPAは改善した?
CV数は増えた?
目標に近づいた?
を確認します。
そして、
「このテストから何が分かった?」
まで考えます。
ここまで落とすことで、 分析が実際の改善につながります。
分析したら、必ず「で、何をやる?」まで落としていこう!
⑥ NG / OK|主観ではなく実績から判断する
NG|原因を主観で決めて、そこで終わる
↓
「競合が増えたからだと思う」
↓
「外部要因だから仕方ない」
↓
改善しない
外部要因という仮説自体が間違っているわけではありません。
問題なのは、
そこで思考を止めてしまうこと。
外部要因があったとしても、
「その環境の中で、自分たちに改善できることはない?」
まで考える必要があります。
OK|実績から問題・課題・施策までつなげる
↓
どの数字にギャップがある?
↓
問題を特定
↓
なぜその数字になった?
↓
原因仮説
↓
自分たちで改善できる課題を決める
↓
アクションを実行
↓
結果を検証
広告運用では、 外部要因をなくすことはできません。
競合が増えることもあります。
市場環境が変わることもあります。
季節によってユーザーの動きが変わることもあります。
だからこそ、
「外部環境が変わった中で、自分たちが何を変えれば成果を改善できる?」
を考えることが重要です。
「今の環境で、自分たちが変えられることは?」を探していこう!
⑦ まとめ|悪い数字を見つけるだけでは改善にならない
1.成果は主観ではなく、目標と実績で評価する
「高い気がする」
「悪くなった気がする」
ではなく、 目標と現状を比較して判断する ことが大切です。
2.「問題」と「課題」を分ける
たとえば、
現状CVR:0.5%
なら、
CVRが目標を下回っている
という状態です。
そこから、 「なぜCVRが低い?」 を考えます。
原因仮説を立てたうえで、
目標とのギャップを埋めるために取り組むべきこと
を決めます。
3.課題は必ずアクションまで落とす
「CVRが悪い」 で終わらせない。
なぜ?
と考えて、
↓
広告とLPの一貫性を高める
↓
LPのファーストビューを
広告訴求に合わせてテストする
まで具体化します。
広告運用で大切なのは、 数字を見て評価することだけではありません。
数字から、
まで考える。
そして、その結果をまた数字で確認します。
「問題 → なぜ? → 課題 → アクション → 検証」までつなげていこう!
この繰り返しが、 主観ではなく、自分の実績やデータをもとにPDCAを回せる広告運用 につながっていくと考えています。


