広告運用者がやりがちなNG行動|成果を悪化させる7つの運用ミス

広告運用の考え方
田中くん
田中くん
佐藤さん、最近CPAが高騰しているんですよね……。
何か設定変えた方がいいですかね?
佐藤さん
何を変えようと思ってるの?
佐藤さん
田中くん
田中くん
とりあえずCPAが高い広告を止めて、
CTRが低い広告も止めようかなって。
佐藤さん
なるほど。ちなみに、CPAが上がった理由は分かった?
佐藤さん
田中くん
田中くん
いや……そこまでは見てないです。
佐藤さん
じゃあ、設定を変える前に、
「なぜこの数字になった?」を一緒に見てみよう。
佐藤さん
田中くん
田中くん
広告運用って、数字が悪くなったらすぐに設定を変更するものだと思ってました……。
佐藤さん
設定をたくさん変えるより、
「なぜ変えるのか」を説明できることの方が大事だよ。
佐藤さん
広告をたくさん触ることが、本当に「良い運用」なのか。 一緒に考えてみましょう。
↓
  1. ① 広告初心者が陥るワナ|「広告を触ること」が運用になっていない?
  2. ② 本当にそう?|変更すれば成果は良くなる?
  3. ③ なぜそうなる?|広告運用でやりがちな7つのNG行動
    1. NG①|毎日設定を変更する
    2. NG②|配信開始翌日に停止する
      1. ケースA|7日間配信しているけれど、データが少ない
      2. ケースB|3日でも十分なデータが集まっている
    3. NG③|勘だけで判断する
    4. NG④|一気に複数の要素を変更する
    5. NG⑤|ひとつの指標だけで停止判断する
    6. NG⑥|成果に貢献している配信まで簡単に捨てる
    7. NG⑦|数字だけを見て改善する
  4. ④ 具体例|CPAが悪化したとき、どう判断する?
    1. ケースA|CTR・CVRに大きな変化がない
    2. ケースB|CTRが大きく低下している
    3. ケースC|CVRが大きく低下している
  5. ⑤ 私ならどう判断する?|設定を変更する前に確認すること
    1. STEP1|目標と現状を比べる
    2. STEP2|数字を分解する
    3. STEP3|その指標は「目的」なのか「途中の数字」なのか考える
    4. STEP4|「なぜ?」を考える
    5. STEP5|広告以外も確認する
    6. STEP6|改善インパクトの大きい仮説を選ぶ
    7. STEP7|検証軸を決める
    8. STEP8|一定期間・一定量のデータを見る
    9. STEP9|成果に貢献しているものを残す
    10. STEP10|検証結果から次のアクションを決める
  6. ⑥ NG / OK|広告運用の判断を比較する
    1. NG|数字が悪くなるたびに設定を変える
    2. OK|原因を考えて、必要な変更だけ行う
  7. ⑦ まとめ|広告運用は「変更」ではなく「判断」が大切

① 広告初心者が陥るワナ|「広告を触ること」が運用になっていない?

広告管理画面を開くと、

CPA
CTR
CVR
CPC
CPM

など、さまざまな数字が表示されます。

昨日よりCPAが悪い。
CTRが少し下がった。
CVが今日はまだ入っていない。

こうした数字を見ると、 「何かしなきゃ」 と思うことがあります。

そこで、

予算を変える
ターゲットを変える
広告を止める
キーワードを停止する
プレイスメントを除外する
新しい広告を追加する

と、毎日のように設定を変更してしまう。

でも、

設定を変更すること自体が、広告運用の目的ではありません。

広告運用の目的は、 目標に対して成果を改善していくこと です。

数字を見る
↓
問題を見つける
↓
「なぜ?」を考える
↓
仮説を立てる
↓
必要な変更をする
↓
結果を確認する
数字が悪いとすぐ設定変更する運用と、数字から問題を見つけて仮説検証する運用の比較
図解① 「広告を触る運用」と「考える運用」の違い 画像をタップすると拡大できます

広告を触った回数が多いからといって、成果が良くなるとは限りません。

佐藤さんからのワンポイントアドバイス
「何かしなきゃ!」の前に、一度ストップ!
まずは「何が問題?」「なぜ?」から考えてみよう!
佐藤さん

② 本当にそう?|変更すれば成果は良くなる?

広告の成果が悪いと、 「何か変えた方がいい」 と思います。

もちろん、改善のために設定変更が必要なことはあります。

でも問題は、 「なぜ変えるのか」が明確かどうか です。

たとえば、

CPAが上がった
↓
広告を停止する

これだけでは、CPAが上がった原因を確認していません。

もしかすると、

CTRは変わっていない
CVRも大きく変わっていない
一時的にCV数が少なかっただけ

という可能性もあります。

逆にCTRが大きく下がっているのであれば、クリエイティブへの反応が弱くなっている可能性があります。

つまり、同じ 「CPAが上がった」 という結果でも、

原因によって、取るべきアクションは変わる。

CPA悪化からCTR低下、CVR低下、CPM上昇、一時的変動など原因ごとに確認場所が変わる図
図解② 同じCPA悪化でも、原因によって対応は違う 画像をタップすると拡大できます

だからこそ、 数字を見てすぐ変更するのではなく、まず「なぜ?」を考える ことが大切です。

佐藤さんからのワンポイントアドバイス
同じCPA悪化でも、原因はひとつじゃないよ!
まず数字を分解して、「どこが変わった?」を探してみよう!
佐藤さん

③ なぜそうなる?|広告運用でやりがちな7つのNG行動

ここからは、広告運用でやりがちなNG行動を具体的に見ていきます。

NG①|毎日設定を変更する

昨日CPAが悪かった
↓
今日は予算を変更
↓
明日はターゲットを変更
↓
翌日は広告を追加

このように毎日変更してしまうと、 どの変更によって成果が変わったのか分からなくなります。

また、広告成果には日ごとの波があります。

曜日によって反応が変わる商材もあります。

そのため私は、 変更したら、一定期間は結果を見る ようにします。

目安として3〜7日程度を見ることもありますが、これは絶対的なルールではありません。

予算、CV数、媒体、商材、変更内容によって、判断に必要な期間は変わります。

大切なのは、 「昨日悪かったから今日変える」のではなく、判断できるだけのデータが集まったかを見ること です。

毎日設定変更するとどの変更が成果に影響したか分からなくなる問題と、変更後に一定期間観察する流れ
図解③ 毎日変更すると、何が効いたのか分からない 画像をタップすると拡大できます

NG②|配信開始翌日に停止する

配信開始
↓
翌日CV 0件
↓
「この広告はダメだ」
↓
停止

という判断をしてしまうことがあります。

でも、 1日分のデータだけで、その広告の実力を判断できるとは限りません。

広告成果は、

曜日
ユーザーの行動
競合状況
配信量
CVまでにかかる時間

などによって変動します。

たとえば、平日は問い合わせが少なく、土日にCVが増える商材もあります。

私の場合は、曜日を一巡させるため、 最低7日間をひとつの目安 にすることがあります。

ただし、 「7日経った=判断していい」 という意味ではありません。

期間とあわせて、

どれくらい広告費を使った?
どれくらいクリックが集まった?
CVはどれくらい発生した?
CVまでにどれくらい時間がかかる?

も確認します。

広告停止を判断するときに配信期間、広告費、クリックとCV、CVまでの期間を確認する図
図解④ 広告停止を判断するときに見る4つのポイント 画像をタップすると拡大できます

ケースA|7日間配信しているけれど、データが少ない

配信期間:7日
広告費:5,000円
クリック:10件
CV:0件

この場合、7日経っていても、 まだ判断材料が少ない可能性があります。

ケースB|3日でも十分なデータが集まっている

配信期間:3日
広告費:100,000円
クリック:500件
CV:20件

ここまで集まっていれば、7日経っていなくても、ある程度傾向を確認できる場合があります。

「何日配信したか」ではなく、「判断できるだけのデータが集まったか?」を見る。

また、明らかな設定ミスや想定外の配信、大きな損失が発生している場合は、期間を待たずに対応することもあります。

NG③|勘だけで判断する

「この広告、なんとなく良さそう」
「このバナーはきれいだから残そう」
「最近この訴求は飽きられている気がする」

もちろん、運用経験から生まれる感覚は大切です。

ただし、 感覚だけで意思決定すると、再現性がありません。

自分では良くないと思っていた広告が、実際にはCPAもCVRも良いこともあります。

逆に、デザインとしてはきれいでも、ユーザーには刺さっていないこともあります。

だから私は、感覚を 「仮説」 として扱います。

「飽きられている気がする」
↓
仮説として置く
↓
CTRは下がっている?
頻度は上がっている?
CVRは変わっている?
↓
数字をもとに判断
感覚をそのまま判断せず仮説として置き、CTRや頻度やCVRを確認する流れ
図解⑤ 勘をそのまま判断にしない 画像をタップすると拡大できます

勘を捨てるのではなく、勘を数字で確かめる。

NG④|一気に複数の要素を変更する

CPAが悪い
↓
広告を変える
+
ターゲットを変える
+
LPを変える
+
予算を変える

これを同時にやってしまうと、成果が改善しても、 何が効いたのか分かりません。

CPA:20,000円
↓
CPA:10,000円

まで改善しても、

広告?
ターゲット?
LP?
予算?

のどれが成果につながったのか判断できません。

そのため、検証するときは、 検証軸を決める ことが大切です。

たとえば今回は、 「広告画像によってCTRが変わるか?」 を検証する。

なら、画像だけを変更し、コピー・ターゲット・LPなどはできるだけ揃えます。

複数要素を同時に変更するNG例と、画像だけを検証軸にして条件を揃えるOK例
図解⑥ 検証軸を決めて変更する 画像をタップすると拡大できます

NG⑤|ひとつの指標だけで停止判断する

これは、私自身も過去にやっていた運用です。

たとえばリスティング広告で、 CTRが自分で決めた基準値を下回ったキーワードを、一気に停止する ということをしていました。

でも、ここには大きな落とし穴があります。

CTRが低い=成果が悪い、とは限りません。

CTR CVR CPA
キーワードA 8.0% 1.0% 20,000円
キーワードB 3.0% 5.0% 8,000円

CTRだけを見ると、キーワードAの方が優秀に見えます。

でもCVRとCPAまで見ると、 キーワードBの方が最終成果に貢献しています。

CTRが高いキーワードAより、CTRが低くてもCVRとCPAが良いキーワードBの方が成果に貢献する比較
図解⑦ CTRだけでは広告成果は判断できない 画像をタップすると拡大できます

ディスプレイ広告のプレイスメントでも同じです。

プレイスメントA
CTR:1.5%
CV:0件

プレイスメントB
CTR:0.5%
CV:5件

広告の目的がCV獲得なのであれば、CTRが高いこと自体が最終目的ではありません。

大切なのは、 CTRを高くすることではなく、広告の目標を達成すること です。

CTRが低い
↓
即停止しない
↓
クリック数は?
↓
CVは?
↓
CVRは?
↓
CPAは?
↓
最終成果に貢献している?
↓
継続・停止を判断
CTRが低いときに即停止せず、クリック、CV、CVR、CPA、最終成果への貢献まで確認する判断フロー
図解⑧ CTRが低いときの判断フロー 画像をタップすると拡大できます

つまり、 CTRは改善のヒントにはなるけれど、CTRだけを停止基準にしない ということです。

NG⑥|成果に貢献している配信まで簡単に捨てる

ひとつの指標だけで一括停止してしまうと、 実は成果に貢献していたキーワード・プレイスメント・広告まで止めてしまう ことがあります。

これは、新しい広告をテストするときにも起こります。

既存広告をすべて停止
↓
新しい広告だけに入れ替える

でも既存広告の中に、 安定してCVを獲得している広告 があるのであれば、その広告まで止める必要があるとは限りません。

私は、 成果の良い配信は残しながら、新しい仮説を試す という考え方を基本にしています。

勝ち広告
+
新しいテスト広告
成果に貢献している既存広告を残しながら新しい仮説の広告をテストする比較
図解⑨ 成果に貢献している配信を簡単に捨てない 画像をタップすると拡大できます

ここでいう「勝ち広告」とは、単純にCTRが高い広告ではありません。

CV
CPA
売上
商談
来場

など、 最終的に重要な成果へ貢献している広告 です。

広告運用では、ひとつの数字をきれいにすることより、 目標達成に貢献しているものを見極めること の方が重要です。

NG⑦|数字だけを見て改善する

広告運用では、CTR・CVR・CPAなどの数字を見ることが重要です。

でも、数字だけでは原因が分からないこともあります。

CVRが低い
↓
「広告を改善しよう」

と考えても、実際には、

LPで商品の魅力が伝わっていない
フォームが使いづらい
価格が競合より高い
オファーに魅力がない
商品そのものが求められていない

という可能性もあります。

広告の数字が悪い=広告だけに問題がある、とは限らない。

CPAやCVR悪化時に広告だけでなくLP、フォーム、オファー、商品、価格、営業対応なども確認する図
図解⑩ 広告だけを見ず、ユーザー行動全体から原因を考える 画像をタップすると拡大できます

広告は、ユーザーが商品やサービスを知り、興味を持ち、行動し、顧客になるまでの一部です。

だから私は、 数字を見るだけではなく、その数字の先にいるユーザーがどこで離脱しているのか まで考えます。

佐藤さんからのワンポイントアドバイス
7つ全部に共通するのは「すぐ決めつけない」こと!
数字を分解して、仮説を立てて、必要なところだけ変えていこう!
佐藤さん

④ 具体例|CPAが悪化したとき、どう判断する?

たとえば、

目標CPA:10,000円
現状CPA:15,000円

まで悪化したとします。

初心者の頃は、 「目標CPAを超えたから停止」 と判断したくなるかもしれません。

でも、私ならまず数字を見ます。

ケースA|CTR・CVRに大きな変化がない

CPA:15,000円
CTR:2.0% → 2.0%
CVR:5.0% → 4.8%

CTRもCVRも大きく変わっていません。

この場合、すぐに 「広告が悪くなった」 とは判断しません。

配信量や期間、CPC、CPM、CV数なども確認します。

ケースB|CTRが大きく低下している

CPA:15,000円
CTR:2.0% → 1.0%

この場合は、 広告への反応が弱くなっている 可能性があります。

クリエイティブ
訴求
ユーザーとのズレ

などを確認します。

ただし、ここでも 「CTRが低いから即停止」 ではありません。

CVやCPAへの貢献まで見て判断します。

ケースC|CVRが大きく低下している

CPA:15,000円
CTR:2.0% → 2.0%
CVR:5.0% → 2.0%

CTRは変わっていませんが、CVRが大きく落ちています。

この場合は、広告だけではなく、

LP
広告とLPの訴求一致
流入ユーザー
フォーム
オファー

などを確認します。

CPA15000円でもCTRやCVRの変化によって確認する原因と対応が異なる3ケース
図解⑪ 同じCPA15,000円でも、数字の中身で判断は変わる 画像をタップすると拡大できます

同じCPA15,000円でも、数字の中身によって取るべきアクションは違う。

佐藤さんからのワンポイントアドバイス
CPAは原因じゃなくて「結果」だよ!
CTR・CVR・CPC・CPMなどに分解して、原因を探してみよう!
佐藤さん

⑤ 私ならどう判断する?|設定を変更する前に確認すること

私の場合、広告成果が悪化したからといって、すぐには設定を変更しません。

まず、次の順番で考えます。

STEP1|目標と現状を比べる

目標CPAはいくら?
現状CPAはいくら?
どれくらい差がある?

まず、 何が問題なのか を確認します。

STEP2|数字を分解する

CPA
CTR
CPC
CVR
CPM
CV数

ひとつの数字だけでは判断しません。

STEP3|その指標は「目的」なのか「途中の数字」なのか考える

CTRを改善したい。
CVRを改善したい。
CPAを改善したい。

その数字を良くすること自体が目的になっていないか確認します。

最終目的が、

CV
売上
予約
来場
商談

なのであれば、 その指標の変化が最終成果にどうつながっているか まで見ます。

STEP4|「なぜ?」を考える

数字の変化から原因仮説を出します。

CTRが落ちている → なぜ?
CVRが落ちている → なぜ?
CPMが上がっている → なぜ?

STEP5|広告以外も確認する

LP
フォーム
商品
オファー
価格
営業対応

など、広告以外にボトルネックがないか確認します。

STEP6|改善インパクトの大きい仮説を選ぶ

思いついた施策をすべて行うのではなく、 最も成果への影響が大きそうなもの から優先します。

STEP7|検証軸を決める

画像?
コピー?
訴求?
ターゲット?
LP?

と、 今回の検証軸を明確にします。

そして、検証軸以外の条件はできるだけ揃えます。

STEP8|一定期間・一定量のデータを見る

変更したら、すぐにまた別の変更を加えるのではなく、 判断できるだけのデータが集まるまで観察 します。

私の場合は最低7日間をひとつの目安にしながら、

配信量
広告費
クリック数
CV数
CVまでの期間

もあわせて確認します。

STEP9|成果に貢献しているものを残す

キーワード、プレイスメント、クリエイティブなどを、CTRやCPAのひとつの数字だけでは判断しません。

最終成果に貢献しているか を確認します。

成果に貢献しているものは残しながら、次の改善を試します。

STEP10|検証結果から次のアクションを決める

変更
↓
結果確認
↓
何が分かった?
↓
次の仮説
目標と現状、数字分解、最終成果、原因仮説、広告以外の確認、優先順位、検証軸、データ確認、成果配信を残す、次のアクションまでの改善フロー
図解⑫ 広告改善の基本フロー 画像をタップすると拡大できます
佐藤さんからのワンポイントアドバイス
全部を一気に考えなくても大丈夫!
「目標 → 数字 → なぜ? → 仮説 → 検証」の順番をクセにしていこう!
佐藤さん

⑥ NG / OK|広告運用の判断を比較する

NG|数字が悪くなるたびに設定を変える

CPAが悪化
↓
CTRが基準以下
↓
キーワード・プレイスメントを一括停止
↓
新しい広告に入れ替える
↓
翌日また悪化
↓
ターゲット変更
↓
LPも変更
↓
成果が変化
↓
何が良かったのか分からない

OK|原因を考えて、必要な変更だけ行う

CPAが悪化
↓
目標と現状を比較
↓
CTR・CPC・CVR・CPM・CV数を確認
↓
最終成果への貢献を確認
↓
何が変化している?
↓
なぜ?
↓
原因仮説
↓
改善する場所を決める
↓
検証軸を決める
↓
必要な変更だけ行う
↓
判断できるデータ量を確認
↓
次のアクション
数字悪化ですぐ変更するNG運用と、数字分解、仮説、必要な変更、検証、次の判断へ進むOK運用の比較
図解⑬ 広告運用のNG / OK 画像をタップすると拡大できます

広告運用で重要なのは、 「何を変更したか」 ではありません。

「なぜ変更したのか?」
「変更した結果、何が分かったのか?」

まで考えることが大切です。

佐藤さんからのワンポイントアドバイス
変更した回数より、「何が分かった?」が大事!
ひとつの変更から、ひとつでも学びを残していこう!
佐藤さん

⑦ まとめ|広告運用は「変更」ではなく「判断」が大切

今回紹介した7つのNG運用をまとめると、次のようになります。

NG運用 考え方
毎日設定変更する 判断できるデータが集まるまで見る
翌日に停止する 期間・配信量・クリック・CV数を確認
勘だけで判断する 感覚を仮説として数字で確かめる
一気に複数変更する 検証軸を決める
1指標だけで停止する 最終成果まで見て判断する
成果配信まで停止する 成果に貢献するものを残しながら改善
数字だけを見る LP・商品・オファーなども確認する
すぐ変えない、翌日だけで決めない、勘だけで決めない、一気に変えない、1指標だけで決めない、成果配信を捨てない、広告だけを見ないという7つの判断
図解⑭ 広告運用で大切にしたい7つの判断 画像をタップすると拡大できます

広告運用者に必要なのは、管理画面をたくさん触る能力ではありません。

「なぜ、この結果になった?」

と考えて、数字を分解する。

ひとつの指標だけではなく、その先の成果まで見る。

原因を仮説として考える。

必要な改善に優先順位をつける。

検証軸を決めて変更する。

判断できるだけのデータを見る。

成果に貢献しているものは残す。

そして結果から、

「何が分かった?」

を考える。

佐藤さんからのワンポイントアドバイス
広告運用は「触る仕事」じゃなくて「考える仕事」!
「なぜ?」と「何が分かった?」を積み重ねていこう!
佐藤さん
広告運用は、設定変更の仕事ではなく、判断と仮説検証の仕事。

目標達成のために、数字から状況を読み取り、判断し、仮説検証を続ける。

この考え方が、自分自身で広告運用のPDCAを回せるようになるための基本です。